
この前、学マスプレイしてたら『GO MY WAY!!』って曲があったんだけど、あれって昔のアイマスの曲なんだよね?

うん。765プロのアイドルたちが歌っていた曲だね

765プロ?それって今の学マスとは違うの?

そうだね。学マスよりずっと前からあるアイマスで、2011年には765プロを描いたアニメも放送されていたんだ
学園アイドルマスターからアイマスを知った人なら、「765プロ」という名前を見かけることもあるかもしれません。
その765プロを中心に描いた作品のひとつが、2011年に放送されたTVアニメ THE IDOLM@STER です。
ファンの間では、ゲームと区別して「アニマス」と呼ばれることもあります。
アニメでは、765プロダクションに所属するアイドルたちが、プロデューサーとともに仕事やライブ、日々の出来事を経験しながら成長していきます。
当時から知っている人にとっては、2011年という時代の空気まで含めて思い出深い作品。
一方、学マスから入った人にとっては、「今のアイマスにつながる昔の作品」として見ると、また違った面白さがあります。
THE IDOLM@STERはどんなアニメ?
2011年7月から放送されたTVアニメ「THE IDOLM@STER」は、バンダイナムコゲームスのアイドルプロデュースゲームを原作とした作品です。
制作を担当したのはA-1 Pictures。
監督・キャラクターデザインは錦織敦史さん、シリーズ構成は待田堂子さんと錦織敦史さんが担当しています。
物語の舞台となるのは、芸能事務所765プロダクション。
そこには、天海春香をはじめとするアイドルたちが所属しています。
ゲームではプレイヤー自身がプロデューサーとしてアイドルをプロデュースしていきますが、アニメではプロデューサー自身がひとりのキャラクターとして登場します。
この違いは、アニメ版を語るうえでも重要なポイントです。
そして、このアニメを象徴する楽曲のひとつがオープニングテーマの「READY!!」
今見ると、2011年当時のキャラクターデザインや演出、765プロのアイドルたちが一緒にステージへ向かっていく雰囲気も含めて、「アニマスらしさ」を感じられる映像です。
765プロの13人
2011年のアニメで物語の中心となるのは、765プロダクションに所属する13人のアイドルです。
現在では、この13人を765PRO ALLSTARS、略して「765AS」と呼ぶことがあります。
ただし、アニメ放送当時から現在とまったく同じ形で「765AS」という呼び方が定着していたわけではありません。
ここでは、現在の呼び方に合わせて765ASと呼んでいきます。
天海春香
765プロを代表するアイドルのひとり。
明るく前向きな性格で、歌うことが大好きな女の子です。
アニメでは、仕事が増えていくなかで仲間たちとの関係や、自分自身がアイドルとしてどうありたいのかに向き合っていきます。
如月千早
歌に対する強い思いを持つアイドル。
高い歌唱力を持っている一方、他人との距離を取るようなところもあります。
アニメでは彼女自身が抱えている問題が大きく描かれ、春香との関係も物語の重要な部分になっています。
星井美希
自由奔放で、天才肌のアイドル。
面倒くさがりなところもありますが、ひとたび本気になると圧倒的な才能を見せます。
自分の気持ちに正直だからこそ、物語の中でも大きな存在感を持つアイドルです。
萩原雪歩
おとなしく引っ込み思案な性格のアイドル。
自分に自信を持てず、弱気になってしまうこともあります。
それでも仲間と仕事を重ねるなかで、少しずつ変わっていく姿が描かれます。
高槻やよい
元気で明るく、家族思いのアイドル。
年少組らしい可愛らしさだけではなく、家族を支える立場としてのしっかりした一面も持っています。
菊地真
運動神経がよく、ボーイッシュな雰囲気を持つアイドル。
アイドルとして活動することへの思いは強く、彼女ならではの悩みも描かれています。
水瀬伊織
水瀬財閥のお嬢様で、自信家なアイドル。
気が強く、ツンツンした態度を取ることも多いものの、仲間のことをよく見ている一面があります。
やよいとの関係は、アニメの中でも印象に残る組み合わせです。
四条貴音
どこかミステリアスな雰囲気を持つアイドル。
落ち着いた話し方や独特の言葉遣い、そして大食いという意外な一面も魅力です。

貴音はね、あの独特な雰囲気がいいんだよ
僕の担当アイドルでもあります
我那覇響
沖縄出身で、動物たちと暮らしている元気なアイドル。
身体能力が高く、スポーツも得意。
明るく負けず嫌いな性格ですが、寂しがり屋なところもあります。
双海亜美・双海真美
双子のアイドルで765の盛り上げ役!
アニメでは二人が一緒に登場するだけでなく、それぞれの個性が描かれる場面もあります。
ちなみに真美が姉で、亜美が妹です。
三浦あずさ
765プロのお姉さん的な存在。
おっとりした性格で、少し天然なところもあります。
一方で、アイドルとしての仕事にはしっかりと向き合っている人物です。
方向音痴なのが玉に瑕。
秋月律子
765プロのアイドルのひとりですが、アニメではプロデューサーとして仕事活動していきます。
アイドル経験者だからこそ分かることも多く、765プロを支える存在でもあります。
13人を見ていくと、それぞれ性格も立場もかなり違います。
だからこそ、全員が同じ方向を向いているだけではありません。
仕事や日常の中でぶつかったり、支え合ったり、ときにはそれぞれの事情を抱えながら前に進んだりする。
そうした関係性が積み重なっていくことが、アニマスの大きな魅力です。
アニメ版のプロデューサー
ゲームのアイドルマスターでは、プレイヤー自身がプロデューサーです。
そのため、プロデューサーがどんな人物としてアイドルたちと接するのかは、プレイヤーそれぞれの遊び方によって違いました。
ところがアニメでは、プロデューサーがひとりの人物として登場します。
声を担当したのは赤羽根健治さん。
ファンからは、名前にちなんで「赤羽根P」や「バネP」と呼ばれることもあります。
この「プレイヤー自身だったプロデューサーを、アニメではひとりのキャラクターとして描く」という変化は、当時のファンにとっても大きなポイントでした。
それまで自分が担っていた立場を、ひとりの男性キャラクターが演じることになる。
そのため、アニメ化が決まった当時には、プロデューサーというキャラクターそのものに戸惑う声もありました。
しかし、アニメが進むにつれて、アイドルたちと真正面から向き合うプロデューサーとして受け入れられていきます。
その後のアイマスアニメでも、作品ごとに「プロデューサーを誰が演じるのか」という点が注目されるようになりました。
アニマスのプロデューサーは、単に「ゲームにはいなかったアニメオリジナルキャラクター」というだけではありません。
ゲームのプレイヤーとアニメの物語をつなぐ、アニマスならではの存在だったわけです。
音無小鳥
765プロを語るなら、アイドルたちだけでなく事務員の音無小鳥も忘れられません。
765プロの事務員としてアイドルたちを支える彼女は、仕事のできる事務員というだけではなく、アイドルたちを温かく見守る存在でもあります。
そして、小鳥さんといえば歌。
アニメの中でも、彼女の歌や妄想癖を含めたキャラクター性は、765プロの日常的な雰囲気を作る要素になっています。

小鳥さんの歌はどれもいいんだよね
アイドル以外だったら一番好きまである
アイドルたちがステージで輝く一方、その裏側には小鳥さんやプロデューサー、高木社長たちがいます。
765プロという事務所そのものに愛着を持てるのも、アニマスの面白さのひとつです。
アイマスと言えば歌
アイドルマスターを語るうえで、楽曲は外せません。
アニメでは、オープニングの「READY!!」をはじめ、765プロのアイドルたちが歌うさまざまな楽曲が登場します。
全員で歌う曲だけではなく、アイドルそれぞれの個性に合わせたソロ曲や、複数のアイドルによる組み合わせもあります。
楽曲を通してキャラクターの魅力が見えてくるのも、アイマスの特徴です。
アニメの物語とライブシーンがつながることで、「この曲はこのアイドルたちの曲なんだ」と感じられる場面も多くあります。
そんな楽曲の中でも、2011年のアニマスを象徴する曲のひとつが「CHANGE!!!!」です。
「READY!!」とはまた違った形で、765プロのアイドルたちが歌う楽曲として作品を彩っています。
そして、アニマスの楽曲は、単なる「アイドルアニメの曲」というだけではありません。
アイドルたちがどんな状況にいるのか、どんな気持ちでステージに立っているのか。
物語と楽曲が重なることで、曲そのものの印象まで変わっていくところも、アニマスの魅力です。
印象に残るエピソード
アニマスは、13人のアイドルがそれぞれ仕事をこなしながら、少しずつ成長していく作品です。
そのため、ライブやオーディションだけでなく、アイドルの日常や、それぞれが抱えている悩みを描いたエピソードも多くあります。
ここでは、その中でも特に印象に残る3つを紹介します。
あずさのウェディングフォト回
第8話「しあわせへの回り道」は、三浦あずさを中心にしたエピソード。
ウェディングドレス姿で写真撮影をする仕事のため、あずさが街へ出かけるところから話が始まります。
ところが、あずさの天然な性格もあって、撮影だけでは終わりません。
真やプロデューサーも巻き込まれながら、なぜか大騒ぎになっていきます。
途中には横浜中華街や石油王まで登場し、かなりハチャメチャな展開。
「アイドルの仕事を描く作品なのに、こんな話もあるのか」と思わせてくれる、アニマスらしいコメディ回です。
千早「約束」
第20話「約束」は、アニマスを語るうえで外せないエピソードです。
如月千早が抱えていた家族にまつわる問題が大きく描かれ、彼女は歌うことさえできなくなってしまいます。
それまで歌を何よりも大切にしてきた千早にとって、「歌えない」という状況は非常に大きな意味を持ちます。
そんな千早を支えるのが、春香をはじめとする765プロの仲間たち。
ひとりでは抱えきれなかったものを仲間と分かち合い、千早が再び歌うことへ向き合っていく流れは、アニマスの中でも特に印象的です。
そして、このエピソードを象徴するのが「約束」
物語と楽曲が強く結びついた、アニマスを代表する場面のひとつです。
DS組が登場する回
もうひとつ触れておきたいのが、第10話「みんなで、少しでも前へ」。
この回では、765プロだけでなく、876プロのアイドルたちも登場します。
登場するのは、日高愛、水谷絵理、秋月涼。
ゲーム「THE IDOLM@STER Dearly Stars」に登場した、いわゆる「DS組」です。
ただ、この回では彼女たちの物語を詳しく描くというより、765プロと876プロのアイドルたちが一緒に登場すること自体が見どころ。
内容もアイドル運動会のような賑やかな展開になっていて、普段とは少し違った組み合わせを見ることができます。
そしてエンディングでは、765PRO ALLSTARSだけでなく876プロも登場。
当時ゲームを遊んでいたファンにとっては、こうした作品をまたいだ登場も嬉しいポイントでした。
黒井社長
765プロのライバルとして登場するのが、961プロダクションの黒井崇男社長です。
学マスから入った人も名前を聞いたことがあるかもしれません。
アニメの黒井社長は、とにかく765プロを敵視しており765プロのアイドルたちに対してさまざまな妨害を仕掛けてきます。
かなり分かりやすい「悪役」ではありますが、黒井社長がいることで765プロ側の物語に競争や緊張感が生まれています。
また、黒井社長はアニメだけのキャラクターではありません。
ゲームにも登場しており、アイドルマスターにおける765プロと961プロの対立を象徴する存在のひとりです。
アニメ版では、そのキャラクター性がさらに強調されているのも特徴でしょう。
当時のアニマスを少し振り返る
2011年当時のアイマスは、今のように多くのシリーズが展開されている状態ではありませんでした。
ニコニコ動画などでゲームや楽曲の動画を楽しむファンも多く、アニメ化への期待が高まる一方で、ゲーム「アイドルマスター2」をめぐっては一部のファンから強い反発も起きていました。
特に男性アイドルユニット・Jupiterの登場などは、大きな話題になった出来事です。
そうした時期を経て放送されたのが、2011年のアニメ「THE IDOLM@STER」。
当時を知っている人にとっては、作品そのものだけでなく、こうした時代背景も含めて「アニマス」を思い出す人がいるかもしれません。
劇場版 THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!
TVアニメの物語は、2014年公開の劇場版へと続きます。
タイトルは THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!
TVアニメで描かれた765プロの物語を引き継ぎながら、さらに大きなステージへ進んでいくアイドルたちの姿が描かれます。
そして劇場版では、765プロのアイドルたちだけでなく、後の「ミリオンライブ!」につながっていくアイドルたちも登場します。
TVアニメの13人だけだった物語から、次の世代へと広がっていく作品になっているのもポイントです。
さらに、映画のラストには、後にシンデレラガールズを代表するアイドルとなる渋谷凛が一瞬だけ登場します。
本格的に物語へ参加するわけではありませんが、シリーズ全体を知っている今だからこそ、「ここに凛がいる」と気づける場面です。
まとめ
2011年に放送されたアニメ「THE IDOLM@STER」は、765プロの13人のアイドルたちを中心に、それぞれの成長や仲間との関係を描いた作品です。
学園アイドルマスターからアイマスを知った人なら、765プロや黒井社長、楽曲など、現在のアイマスにつながる要素を見つけられるはず。
一方で、当時から知っている人にとっては、2011年のアニメや765プロの13人、赤羽根Pなど、あの頃のアイマスを思い出す作品でもあります。
今のアイマスから少し遡ってみることで、当時の作品ならではの雰囲気も楽しめるでしょう。

こうして見ると学マスから入っても知ってる名前が結構あるんだね

そうだね。今のアイマスから遡ってみるとまた違った面白さがあると思うよ

じゃあアニマスも見てみようかな

実際に見てみると765プロのアイドルたちがどんなふうに描かれていたのかもっと分かると思うよ
