
『テイルズ オブ ジ アビス』って知ってる? 『俺は悪くねぇ!』っていうセリフは聞いたことあるけど

もちろん。僕が実際に遊んだテイルズ作品の中でもかなり印象に残っている作品だよ
『テイルズ オブ ジ アビス』は、2005年にPlayStation2で発売されたテイルズオブシリーズの作品です。
主人公は、キムラスカ・ランバルディア王国の公爵家に生まれた青年、ルーク・フォン・ファブレ。
「生まれた意味を知る」というキャッチコピーとともに、ルークの成長や世界の謎を描いています。
また、BUMP OF CHICKENの「カルマ」が主題歌に起用されたことでも知られています。
さらに、シリーズで初めてフリーランが導入された作品でもあります。
この記事では、物語や戦闘システムだけでなく、ゲームの印象的な場面、「カルマ」や譜歌、アニメ・漫画などのメディア展開まで紹介します。
- 『テイルズ オブ ジ アビス』の物語と世界観
- フリーランが導入された戦闘システム
- ガイやルークの印象的なシーン
- 「カルマ」や譜歌などの音楽
- アニメ・漫画・小説などのメディア展開
『テイルズ オブ ジ アビス』の物語
『テイルズ オブ ジ アビス』の主人公は、キムラスカ・ランバルディア王国の公爵家に生まれたルークです。
幼い頃に誘拐された経験があり、その後は屋敷で生活していました。
そのため、一般の人々と接する機会は少なく世間の常識をあまり知らない青年として物語が始まります。
そんなルークの前に現れるのが、ローレライ教団に所属するティア・グランツです。
ある出来事をきっかけに、ルークとティアは遠く離れた場所へ飛ばされます。
ここからルークは、元いた場所へ戻るための旅に出ることになります。
しかし、その旅で待っていたのは、単なる帰還だけではありません。
世界を支える音素や、未来を示す「預言(スコア)」。
さらにローレライ教団をめぐる問題など、さまざまな謎がルークたちの前に現れます。
そして物語が進むにつれて、ルーク自身の出生にも大きな秘密があることが明らかになります。
『テイルズ オブ ジ アビス』では、こうした世界の謎とルーク自身の変化が重なりながら、物語が進んでいきます。
アビスで生まれた「フリーラン」の戦闘
『テイルズ オブ ジ アビス』をゲームとして語るうえで外せないのがフリーランです。
フリーランは、戦闘中にキャラクターを自由に移動させられるシステムです。
敵との距離を変えたり、攻撃を避けたりしながら戦えるため、3D戦闘の自由度が大きく広がりました。
アビス以降の「テイルズ オブ」シリーズにも受け継がれていく、重要な要素です。
キャラクターごとに動きや技の特徴も異なるため、誰を操作するかによって戦い方も変わります。

アビスでフリーランができるようになったのが凄いと思ったし、嬉しかったね!
戦闘中に自由に動けるのが楽しかった!
TOS(テイルズ オブ シンフォニア)でも3D戦闘でしたがこの頃はまだフリーランがありませんでした。

ルークよりガイを操作することが多かったです。
動きが速くて操作しやすかったし、細身の刀みたいな武器もカッコよかったので
ガイは見た目だけでなく、操作キャラクターとしての使いやすさも魅力でした。
ここからは、そんなガイをはじめ、アビスで特に印象に残っている場面を見ていきます。
『アビス』で印象に残っているシーン
「ガイ様華麗に参上」
ガイといえば、外せないのが「ガイ様華麗に参上!」ですね。
ガイはルークの使用人兼親友という立場で登場します。
また、戦闘ではプレイヤーが操作できるパーティキャラクターの一人です。
外見、性格、そして戦闘での性能。
さまざまな面で人気のあるキャラクターですが、個人的にも特に好きなキャラクターです。

ガイは外見も性格も好きなんだけど、実際に操作していて気持ちよかった
『ガイ様華麗に参上』もやっぱり外せない
ガイの軽快な動きや細身の武器は、ルークとは違った魅力があります。
そのため、ルークではなくガイを操作することが多かったという思い出にもつながっています。
エンゲーブの「りんご」
ルークの序盤を象徴する場面として印象に残っているのが、エンゲーブでの「りんご」のシーンです。
公爵家で何不自由なく暮らしてきたルークは一般の人々の生活や金銭感覚をほとんど知りません。
そのため、エンゲーブでは売り物のりんごをめぐって、周囲を驚かせる行動を取ります。
本人に悪気があるわけではありません。
しかし、ルークにとって当たり前だった感覚が一般の人々にとっては当たり前ではないことが分かる場面です。
この場面は、物語序盤のルークがどのような人物なのかを分かりやすく表しています。
そして物語が進むにつれて、ルークは自分の立場や行動と向き合うことになります。
「俺は悪くねぇ!」だけではないルークの変化
アビスを語るとき、ルークの「俺は悪くねぇ!」はよく知られている場面です。
アクゼリュスで起きた出来事をきっかけにルークは仲間たちから厳しい言葉を受けることになります。
それまで自分の立場を当然のように受け入れていたルークはここで初めて大きな挫折を経験します。
「俺は悪くねぇ!」という言葉だけを見ると身勝手なキャラクターに見えるかもしれません。
しかし、アビスで描かれるのはそこからのルークです。
自分の置かれていた環境や、これまでの考え方と向き合いながら少しずつ変わっていきます。
物語の後半では自分の意思で行動しようとする場面も増えていきます。
その変化こそが、『テイルズ オブ ジ アビス』の大きなテーマの一つです。
ルークの断髪
ルークの変化を象徴する場面として特に印象に残るのが断髪です。
長かった髪を自ら切ることで、これまでの自分との決別を示します。
外見が変わるだけではありません。
これまで周囲に流されていたルークが自分自身で変わろうとする意思を示す場面でもあります。
そして、この場面ではティアに見てもらうことにも意味があります。

断髪のシーンが好きなんだ。
今までの自分との決別が分かるしティアに見てもらうことにも意味があると思うんだよね
ルークにとって、断髪は物語の大きな転換点です。
その後の彼がどのように生きるのかを考えるうえでも、重要な場面になっています。
ゲームを彩る「カルマ」と譜歌
このゲームを語るなら音楽も外せません。
特に印象的なのが、BUMP OF CHICKENの「カルマ」です。
2005年当時、BUMP OF CHICKENは「天体観測」などですでに広く知られていました。
そんなBUMP OF CHICKENが「テイルズ オブ」シリーズの主題歌を担当すると知ったときは、大きな驚きがありました。

BUMPがテイルズの主題歌を担当するんだってかなり驚いた記憶があります
『天体観測』とかで普通に人気のバンドだったからね
「カルマ」はゲームの物語とも深く結びついている楽曲です。
ゲームを遊んだ後に聴くと、歌詞と物語のつながりを改めて感じられる曲でもあります。
また、『アビス』には物語の中で重要な意味を持つ「譜歌」も登場します。
譜歌にはBUMP OF CHICKENの藤原基央が関わっており、「カルマ」と合わせて作品の音楽を印象づけています。
ナタリアやノエルも印象に残るキャラクター
アビスには、ルークやガイ以外にも印象に残るキャラクターが登場します。
その中で、ガイ以外に好きだったのがナタリアです。
キムラスカ王国の王女として登場し、ルークたちと行動をともにします。
一方、パーティキャラクターではないものの、個人的に印象に残っているのがノエルです。
ノエルはアルビオールの操縦などでルークたちの旅を支えるキャラクターです。
パーティメンバーではありませんが、物語の最後まで同行してくれる存在でもあります。さらに、ノエルはスキットにも登場します。
主要メンバーとは違った立場だからこそ、旅を支えてくれる存在として印象に残ります。
PS2版から3DS版へ
テイルズ オブ ジ アビスは、2005年のPS2版だけでなく、2011年にはニンテンドー3DS版も発売されました。

PS2版も3DS版も当時予約して買ったんだよね…
PS2版で発売当時に遊び、後に3DS版でも楽しめるようになったことで、異なるハードでTOAに触れる機会が生まれました。
ゲームとしての魅力を考えるなら、フリーランを含めた戦闘システムは今作を語るうえで欠かせません。
PS2版と3DS版のゲームを探している人は、それぞれの環境に合わせて選べます。
アニメ・漫画・小説へ広がった『テイルズ オブ ジ アビス』
『テイルズ オブ ジ アビス』はゲームだけで完結せず、アニメや漫画、小説にも展開されています。
アニメ版
テレビアニメ版は2008年に放送されました。
ゲーム本編の物語をアニメーションで楽しめる作品でゲームを遊んだ人にもアニメからアビスを知る人にも入り口になります。
アニメ版をきっかけに作品を知った人は、ゲーム本編へ戻ってみるのも面白いところです。
漫画・小説版
『テイルズ オブ ジ アビス』には、ゲーム本編をもとにした漫画版や小説版も展開されています。
ゲームとは違う媒体で物語に触れられるため、作品をより深く楽しみたい人にはこうした展開もあります。
まとめ|「生まれた意味を知る」が残したもの
『テイルズ オブ ジ アビス』は、ルークが自分自身と向き合い、大きく変化していく物語です。
序盤の世間知らずなルークから、「俺は悪くねぇ!」という挫折を経て、自分の意思で未来を選ぼうとするルークへ。
その変化を象徴するのが、断髪のシーンです。
一方で、フリーランを取り入れた戦闘や、ガイのような個性的なキャラクターもゲームとしての魅力になっています。
さらに、BUMP OF CHICKENの「カルマ」や譜歌、アニメ、漫画、小説など、ゲームの外にも作品の世界が広がりました。

僕にとってアビスは好きなテイルズ作品の一つというだけじゃなくて、フリーランで戦う楽しさや、ガイを操作する面白さも強く残っている作品なんだ

ルークの成長だけじゃなくて戦闘や音楽まで含めて『アビス』なんだね
『テイルズ オブ ジ アビス』は、2005年の発売から長い時間が経った今でも、「生まれた意味を知る」という言葉とともに思い出される作品です。
