
ねえ、叔父さん。『TARI TARI』って知ってる?

知ってるよ。2012年に放送されたアニメだね

江の島が舞台なんだよね?

歌や音楽を通して、高校生たちの青春を描いた作品だね
『TARI TARI』は、2012年7月から9月にかけて放送された、P.A.WORKS制作のオリジナルテレビアニメです。
白浜坂高校に通う坂井和奏
音楽科に在籍していた和奏は、ある出来事を境に音楽から離れ、普通科へ転科しています。
そんな和奏の前に、歌うことを諦めない宮本来夏、来夏の親友で弓道部に所属する沖田紗羽、バドミントン部で全国大会を目指す田中大智、海外から帰国したウィーン(前田敦博)が関わってきます。
江の島や鎌倉を舞台に、それぞれ違う思いを抱えた高校生たちが、歌や音楽を通して過ごす最後の夏が描かれます。
- 『TARI TARI』はどんなアニメなのか
- 主人公・坂井和奏と5人の高校生活
- 白浜坂高校合唱(時々バドミントン)部ができるまで
- 江の島・鎌倉にある作品の舞台
- 作品を彩る歌と音楽
- 花江夏樹さんをはじめとするキャスト
- P.A.WORKSが手がけた青春アニメとしての特徴
- 10年後を描いた公式スピンオフ小説
白浜坂高校合唱(時々バドミントン)部
物語の中で5人が集まるきっかけになるのが、宮本来夏が作る合唱部です。
来夏はもともと声楽部に所属していました。
しかし、声楽部では歌うことができないため、自分で新しく合唱部を作ることにします。
そこで来夏が声をかけるのが、親友の沖田紗羽や坂井和奏たち。
こうして集まったメンバーによる部活が、**「白浜坂高校合唱(時々バドミントン)部」**です。
名前のとおり、合唱を中心に活動しながら、田中大智はバドミントン部にも所属しています。
来夏が「歌いたい」という思いから始めた合唱部が、和奏たち5人の物語につながっていきます。
5人それぞれの高校生活
『TARI TARI』では、5人が同じ目標に向かって最初から集まっているわけではありません。
それぞれが部活動や将来への思いを抱えながら高校最後の夏を過ごしています。
坂井和奏
主人公の坂井和奏は、白浜坂高校の音楽科に在籍していました。
しかし、ある出来事を境に音楽から離れ普通科へ転科しています。
かつて音楽を学んでいた和奏が来夏たちとの出会いをきっかけに再び歌や音楽と向き合っていくことになります。
宮本来夏
宮本来夏は声楽部に所属していましたが、声楽部では歌うことができないため、新しく合唱部を作ります。
部員を集めるために紗羽や和奏たちへ声をかけ、5人が集まるきっかけを作る人物です。
沖田紗羽
沖田紗羽は来夏の親友で弓道部に所属しています。
合唱部にも加わりますが本人が目指しているのはジョッキー。
高校生活を送りながら将来の夢にも向き合っています。
住職である父親とのやり取りは必見
田中大智
田中大智はバドミントン部に所属し、全国大会を目指しています。
合唱部の活動にも関わりますが、彼自身が打ち込んでいるのはバドミントンです。
「白浜坂高校合唱(時々バドミントン)部」という名前にも、その立場が表れています。
ウィーン(前田敦博)
ウィーンは海外から帰国した高校生です。
日本で高校生活を送ることになり、来夏たちと関わっていきます。
独特の言動も多く、5人の中でも特徴的な存在です。
江の島・鎌倉が舞台
『TARI TARI』の舞台となっているのは、神奈川県の江の島や鎌倉周辺です。
江の島では、作品の象徴的な場所として江の島そのものが登場するほか、周辺の街並みも物語の中に描かれています。
鎌倉方面では、北鎌倉の浄智寺など、実際に訪れることのできる場所も登場します。
私自身、もともと鎌倉が好きで以前から訪れていましたが、『TARI TARI』を見てからは、知っていた場所も作品の舞台として見るようになりました。
作中に登場する場所を実際に歩いてみると、アニメの場面と現実の風景を見比べながら楽しめます。
歌と音楽
『TARI TARI』では、合唱部を中心に歌そのものが物語の重要な要素になっています。
オープニングテーマは、AiRIさんが歌う「Dreamer」
エンディングテーマは、白浜坂高校合唱部が歌う「潮風のハーモニー」です。
このほかにも、作中では「心の旋律」や「goin’ my way!!」など、登場人物たちが歌う楽曲が使われています。
劇中で歌われる楽曲には合唱版もあり、作品の音楽をまとめたアルバムも発売されています。
音楽を担当したのは浜口史郎さん。
『TARI TARI』だけでなく、『ONE PIECE』や『ガールズ&パンツァー』などの音楽も手がけている作曲家です。
今見ると驚くキャスト
『TARI TARI』には、現在も第一線で活躍している声優が出演しています。
坂井和奏役は高垣彩陽さん。
宮本来夏役は瀬戸麻沙美さん。
沖田紗羽役は早見沙織さん。
田中大智役は島﨑信長さん。
そして、ウィーンを演じているのが花江夏樹さんです。
花江夏樹さんが演じるウィーン
現在では『鬼滅の刃』の竈門炭治郎などで知られる花江夏樹さんですが、『TARI TARI』ではウィーンを演じています。
私にとっては、今でも「花江夏樹さんといえばウィーン」というくらい、この役の印象が強く残っています。
今の花江さんを知っている人が『TARI TARI』を見ると、「このウィーンを花江夏樹さんが演じていたのか」と感じるかもしれません。
また、高垣彩陽さん、早見沙織さん、瀬戸麻沙美さん、島﨑信長さんも、それぞれ現在まで多くの作品に出演しています。
特に瀬戸麻沙美さんは『ちはやふる』の綾瀬千早役、花江夏樹さんは『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役など、現在の代表的な役と『TARI TARI』を見比べてみるのも面白いところです。
P.A.WORKSが手がけた青春アニメ
『TARI TARI』を制作したのはP.A.WORKSです。
P.A.WORKSは、『true tears』『花咲くいろは』『SHIROBAKO』など、青春や日常を題材にした作品でも知られるアニメーション制作会社です。
『TARI TARI』は、その中でも江の島を舞台に、高校生たちの青春と音楽を描いたオリジナル作品として位置づけられます。
『花咲くいろは』や『SHIROBAKO』を見たことがある人なら、同じP.A.WORKS作品として続けて見てみるのもいいでしょう。
10年後を描いた公式スピンオフ小説
『TARI TARI』には、アニメ本編から10年後を描いたスピンオフ小説があります。
タイトルは、
『TARI TARI~芽吹いたり 照らしたり やっぱり時々歌ったり~』
です。
著者は、アニメ本編で監督・シリーズ構成を務めた橋本昌和さん。
卒業から10年後、白浜坂高校合唱部の5人が再び集まり、現役高校生の雪音と出会う物語です。
舞台は再び夏の江の島。
高校生だった5人が、それぞれの10年間を過ごしたあとに再会するところから、新たな物語が始まります。
この小説はP.A.BOOKSから電子書籍として配信され、全6話で完結しています。
アニメ本編だけでは描かれなかった、5人が卒業してから10年間を過ごした後の姿を知ることができる作品です。
『TARI TARI』を今から見るなら
『TARI TARI』は全13話のテレビアニメです。
2012年の作品なので、現在から見ると放送からかなり時間が経っていますが、江の島や鎌倉を舞台にした高校生たちの物語という設定は、今見ても分かりやすい作品です。
特に、
- 江の島・鎌倉の風景
- 合唱を中心とした音楽
- 5人それぞれの高校生活
- 現在も活躍する声優陣
- 10年後を描いたスピンオフ小説
と、本編を見たあとにも楽しめる要素があります。
まずは13話のアニメを見て、その後に10年後を描いたスピンオフ小説へ進むと、5人のその後まで追うことができます。

2012年のアニメなんだよね。今からでも見てみようかな

13話だから、まず本編を見てみるといいよ
まとめ
『TARI TARI』は、江の島や鎌倉を舞台に、高校生活最後の夏を過ごす5人を描いた2012年の青春アニメです。
主人公の坂井和奏を中心に、歌うことを諦めない宮本来夏、弓道部とジョッキーを目指す沖田紗羽、バドミントン部の田中大智、海外から帰国したウィーンが関わり合いながら物語が進んでいきます。
合唱を題材にした作品なので、登場人物たちが歌う楽曲も『TARI TARI』を語るうえで欠かせません。
そして、今では多くの作品で知られている声優陣が出演していることも、この作品を改めて見るきっかけになります。
さらに、アニメから10年後を描いた公式スピンオフ小説もあります。
2012年当時に見ていた人はもちろん、『TARI TARI』をまだ知らない人が今から見ても楽しめる青春アニメです。

…で、叔父さんは『TARI TARI』といえば何を思い出すの?

やっぱりウィーンかな

花江夏樹さんの?

今でも『花江夏樹さん=ウィーン』って思うくらい印象に残ってるよ
