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テイルズ オブ レジェンディアは不遇の名作?20年経っても愛される理由

ゲーム
茉莉
茉莉

そういえば、テイルズ オブ シリーズだと何が一番好きなの?

オジサン
オジサン

僕は『テイルズ オブ レジェンディア』かな

茉莉
茉莉

レジェンディア…どんなゲームなの?

オジサン
オジサン

2005年にPS2で発売された作品だよ。主人公はセネルっていう、拳で戦うキャラクターなんだ

テイルズ オブ レジェンディアは、2005年8月25日にPlayStation2で発売されたテイルズ オブシリーズの作品です。

主人公は、格闘術を得意とするセネル・クーリッジ。

妹のシャーリィと海を漂流していたセネルは、島のような姿をした巨大な「遺跡船」にたどり着きます。ここから、遺跡船を舞台にした物語が始まります。

そして本作を語るうえで欠かせないのが、メインシナリオを終えた後に始まる「キャラクタークエスト」です。

メインシナリオとキャラクタークエストという2部構成になっており、台本15冊、ボイス総量15時間という大きなボリュームの作品となっています。

オジサン
オジサン

発売当時に遊んでたんだけど、今でもレジェンディアの話になると語りたくなることが多いんだよね

この記事でわかること
  • テイルズ オブ レジェンディアの物語と世界観
  • 主要キャラクター
  • メインシナリオ後に描かれるキャラクタークエスト
  • ウィル編「ハリエット」の親子の物語
  • ノーマ編「ざまあみろ師匠」
  • 「TAO」や「蛍火」などの音楽
  • セネルの拳と投げ技が特徴的な戦闘
  • 中澤一登によるキャラクターデザイン
  • 20周年を迎えたレジェンディアとファンの現在

テイルズ オブ レジェンディアとは?

遺跡船を舞台に始まる物語

セネル・クーリッジは、妹のシャーリィとともに海を漂流していました。

その途中で2人の前に現れたのが、島のように見える巨大な建造物です。

しかし、そこは普通の島ではありません。

植物が生い茂り、人が暮らせるほどの広さを持つその場所は、人工的に造られた巨大な船。

それが「遺跡船」

セネルとシャーリィは遺跡船に漂着したことで、そこに暮らす人々や、遺跡船にまつわるさまざまな出来事へと巻き込まれていきます。

セネルは17歳の青年で、海の治安を守るマリントルーパーとして活動していました。

テイルズシリーズでは初めて剣ではなく拳を武器に戦う主人公で、ガントレットやナックルなどを使って戦います。

一方、シャーリィはセネルの2歳下の妹。

物静かな性格ですが、芯の強さを持つ少女です。

また、かつて遺跡船に君臨したとされる「メルネス」の末裔と見なされたことが、物語を大きく動かしていきます。

主要登場人物

セネル・クーリッジ

本作の主人公。

17歳の青年で、格闘術を得意とするマリントルーパーです。

妹のシャーリィとともに遺跡船へたどり着き、そこで起こるさまざまな事件に関わっていきます。

シャーリィ・フェンネス

セネルの妹。

物静かな印象を持っていますが、自分の意思をしっかり持った人物です。

「メルネス」の末裔と見なされたことから、遺跡船をめぐる物語の中心へと巻き込まれていきます。

ウィル・レイナード

遺跡船で暮らす学者。

豊富な知識を持ち、セネルたちの旅にも深く関わる人物です。

ノーマ・ビアッティ

「エバーライト」と呼ばれる宝を求めて遺跡船を訪れたトレジャーハンター。

明るくお調子者な性格で、周囲を巻き込んだり、ウィルから怒られたりすることも多い人物です。

一方で、周囲の状況をよく見ている一面もあります。

声を担当するのは水橋かおりさんです。

クロエ・ヴァレンス

名門騎士の家系に生まれた17歳の少女。

剣を使って戦い、自分の中にある騎士としての理想を追い求めています。

グリューネ

記憶を失っている謎の女性。

いつも穏やかな笑顔を浮かべており、緊迫した場面でも独特のペースを崩しません。

その正体は、物語の終盤で大きな意味を持つことになります。

メインシナリオだけでは終わらない「キャラクタークエスト」

テイルズ オブ レジェンディアを語るうえで外せないのが、キャラクタークエスト。

本作では、まずメインシナリオを進めます。

そして、その物語を終えた後に、仲間たちそれぞれにスポットを当てたキャラクタークエストが始まります。

メインシナリオで描かれた出来事だけでは分からなかった、それぞれの過去や人間関係。

それらをキャラクターごとの物語として掘り下げていくのが特徴です。

キャラクタークエストでは新たなキャラクターが登場したり、自由度ややり込み要素が増えたりします。

オジサン
オジサン

レジェンディアを語るならメインシナリオだけじゃなくてキャラクタークエストも外せない

ウィル編「ハリエット」

キャラクタークエストの中でも、特に印象に残るのがウィル編です。

その中心となるのが、ハリエット。

ハリエットは、ウィルとアメリア(ウィルの妻で故人)の間に生まれた娘です。

ウィルにとって大切な存在でありながら、親子には長く離れて暮らしてきた事情があります。

ウィル編では、そんなウィルとハリエットの関係が改めて描かれていきます。

特に印象的なのが、ウィルとアメリア、そしてハリエットにつながる花のエピソードです。

ウィルとアメリアが見つけた花には、娘の名前につながる意味が込められています。

そして、その花が咲く場面を通して、ウィルが娘に抱いていた思いと、ハリエットが父親に向けていた複雑な感情が描かれます。

オジサン
オジサン

この場面は高校生だった当時から好きだったんだけど、結婚して子どもが生まれて、自分自身も親になった今見ると、ウィルの父親としての気持ちが以前より分かる気がする。

昔とは違うところで感動できるようになり、20年の歴史って重いなと感じました

ノーマ編「ざまあみろ師匠」

ノーマのキャラクタークエストで印象に残っているのが、ノーマのセリフ「ざまあみろ師匠」です。

いつも明るく、お調子者のように振る舞っているノーマですが、この物語では彼女が抱えてきたものや、師匠との関係が描かれていきます。

そして、この場面で印象に残るのがBGMです。

レジェンディアはイベントシーンだけでなく、ダンジョンやフィールドで流れる音楽にも印象的な曲が多く、「蛍火」などと並んで、ゲーム全体の雰囲気を支えています。ゲーム内ではオーケストラによる楽曲も使用されています。

オジサン
オジサン

ノーマの「ざまあみろ師匠」ってセリフもも好きなんだけど、あそこはダンジョンのBGMもすごく綺麗で良いんだよね

レジェンディアを彩る音楽

『テイルズ オブ レジェンディア』を語るなら、音楽も外せません。

シリーズの中でも独特の音楽性を持つ作品で、主題歌からゲーム内のBGMまで、作品の世界観を大きく支えています。

Do As Infinityが歌う「TAO」

主題歌は、Do As Infinityの「TAO」。

2005年当時、すでに多くのヒット曲を持っていたDo As Infinityが、『テイルズ オブ レジェンディア』のために「TAO」を歌っています。

幻想的な雰囲気を持つ楽曲で、レジェンディアの世界観にもよく合っています。

オジサン
オジサン

Do As Infinityが好きだったから、『TAO』もかなり好きなんだよね。レジェンディアの曲っていうだけじゃなくて、曲そのものが好き。

『テイルズ オブ』初参加となった椎名豪

レジェンディアの音楽を語るうえで外せないのが、作曲家の椎名豪さんです。

椎名豪さんは、レジェンディアで初めてテイルズオブシリーズの音楽を担当しました。その後もシリーズ作品に関わり、現在では『鬼滅の刃』の劇伴音楽などでも知られています。

オジサン
オジサン

椎名豪さんって、今だと『鬼滅の刃』の音楽で知ってる人も多いと思うけど、僕の中ではまずレジェンディアなんだよね。

テイルズオブシリーズの中でも、レジェンディアの音楽はオーケストラを取り入れた壮大なサウンドが特徴のひとつ。

2005年当時の作品でありながら、ゲーム音楽としてかなり幅広い表現を取り入れていました。

「蛍火」は今聴いても印象に残る

レジェンディアの楽曲の中でも、特に名前を挙げたいのが「蛍火」です。

ゲーム中の印象的な場面で流れる楽曲で、レジェンディアを代表する曲のひとつ。

20周年イベントでも「蛍火」が披露されており、発売から20年経った現在でも作品を象徴する楽曲として残っています。

オジサン
オジサン

蛍火は本当に名曲。レジェンディアの音楽を語るならこれは外せない

カバー版ですがオススメです

中澤一登が描くレジェンディアのキャラクター

テイルズオブシリーズでは、藤島康介やいのまたむつみがキャラクターデザインを担当した作品が多くあります。

一方、レジェンディアのキャラクターデザインを担当したのは中澤一登です。

中澤一登は、アニメ作品では『明日のナージャ』のキャラクターデザインも担当しています。

そのほか、『サムライチャンプルー』などでも知られるアニメーター・キャラクターデザイナーです。

「いつものテイルズとは少し違う」と感じる人がいても不思議ではない、独自のデザインになっています。

セネルの拳と投げ技が特徴的な戦闘

テイルズオブレジェンディアの戦闘システムはシリーズの中でも独特です。

本作では「X-LMBS(クロスオーバー・リニアモーションバトルシステム)」を採用。

セネルをはじめとするキャラクターが、横一列のフィールドで敵と戦います。

そして何より特徴的なのが、主人公セネルの戦闘スタイルです。

セネルは剣ではなく拳を中心に戦う格闘タイプ。

さらに、敵をつかんで投げる技も使用します。

シリーズの主人公として「拳で戦う」というだけでも珍しい存在でしたが、投げ技まで使うことで、ほかの主人公とは違った操作感になっています。

オジサン
オジサン

戦闘は単調に感じるところもあったけど、セネルを操作するのは楽しかった
剣じゃなくて拳で戦う主人公っていうのが新鮮だったし、投げ技を使えるのも面白かった

ノーマとグリューネ、それぞれの意外な一面

お調子者だけではないノーマ

ノーマといえば、明るくてお調子者。

トラブルを起こしてはウィルに怒られている、そんな印象を持っている人も多いでしょう。

でも、実際のノーマはそれだけのキャラクターではありません。

周囲の状況をしっかり見ていて、必要な場面では空気を読んだ行動もできます。

もともとは優等生だったという一面もあり、普段の明るさとのギャップもノーマの魅力です。

オジサン
オジサン

ノーマはお調子者で、いつもウィルに怒られてるイメージもあるけど、ちゃんと周りを見てるんだよね
あと、ノーマの声が好き…まあ、これは単純に水橋かおりさんの声が好きっていうのもあるけど

おっとりしたグリューネの正体

グリューネは、記憶を失った状態で登場する女性です。

いつも穏やかな笑顔を浮かべ、おっとりした話し方をするため、物語の序盤では「優しい年上のお姉さん」という印象を持つキャラクターです。

しかし、物語が進むと、その正体が明らかになります。

グリューネは、世界の存続と繁栄を司る時の紡ぎ手と呼ばれる神。

そして、彼女と対になる存在が、世界を無に帰そうとする「虚ろなる導き手」シュヴァルツです。

つまり、グリューネとシュヴァルツは、単なる仲間と敵という関係ではありません。

世界を存続させようとするグリューネと、世界を消滅させようとするシュヴァルツ。

この二柱の関係が、物語終盤の大きな軸になります。

オジサン
オジサン

最初に見たとき、おっとりしたお姉さんがまさか神様だなんて思わないじゃん
しかも、対となる存在がラスボスとかわけがわからないよ

ゲームだけではない『テイルズ オブ レジェンディア』の漫画版

レジェンディアには、ゲームを原作とした漫画版もあります。

作画を担当したのは藤村あゆみ。『月刊ComicREX』で連載され、単行本は全6巻で完結しています。ゲームのメインシナリオを軸にしながら、漫画独自の展開や描写も加えられています。

ゲーム版では描かれなかった、セネルとシャーリィが遺跡船へ向かうまでの経緯なども描かれているのが特徴です。一方で、ゲームのキャラクタークエストはすべて漫画化されているわけではなく、ウィル編やモーゼス編が本編に組み込まれる形で描かれています。

なぜ『テイルズ オブ レジェンディア』は「不遇の名作」と言われるのか?

2005年8月に発売された『テイルズ オブ レジェンディア』
ところが、その数か月後には『テイルズ オブ ジ アビス』が発売されました。

『アビス』は2005年12月発売で、『テイルズ オブ』シリーズ10周年記念タイトルとして登場。

さらにテーマソングにはBUMP OF CHICKENの「カルマ」が起用されています。

同じ2005年に発売されたレジェンディアは、シリーズ10周年という大きな節目の作品ではありませんでした。

しかも、2025年のレジェンディア20周年イベントでは、セネル役の鈴村健一さんが当時の収録時を振り返り、仮タイトルだった「テイルズ オブ X」を見て「10周年作品かも」と期待していたというエピソードを披露。

実際の10周年記念タイトルが『アビス』だったことも、イベントで改めて語られました。

そして現在まで、レジェンディアには他機種への移植やリマスターがありません。

「2005年にPS2で発売された」
「数か月後に10周年記念タイトルのアビスが発売された」
「そのアビスにはBUMP OF CHICKENの『カルマ』があった」
「20年経ってもレジェンディアはPS2版から大きな展開がない」。

こうした経緯を並べると、「不遇の名作」と呼ばれる背景が見えてきます。

ただし、それは作品そのものが評価されていないという意味ではありません。

むしろ2025年にはレジェンディア単独の20周年イベントが開催され、鈴村健一さんをはじめとするキャストが集結。

イベントでは続編やリメイクへの期待も語られました。

20周年を迎えても、レジェンディアを待ち続ける

2025年、『テイルズ オブ レジェンディア』は発売20周年を迎えました。

同年7月27日には、松戸 森のホール21で20周年を記念した単独イベント「TALES OF LEGENDIA ~20th Anniversary party~」が開催されました。

セネル役の鈴村健一さんをはじめ、シャーリィ役の広橋涼さん、ウィル役の千葉進歩さん、ノーマ役の水橋かおりさん、グリューネ役の川澄綾子さんらが出演し、トークや朗読劇、ミニライブなどが行われました。

オジサン
オジサン

20周年イベントは現地には行けなかったけど、オンラインで参加しました
鈴村さんをはじめ、今でもレジェンディアを好きでいてくれるキャストのみなさんの話を聞けたのが嬉しかった

そして、移植やリマスターを願う気持ちが今も語られていることを知れたのも、20周年イベントならではだったそうです。

さらに鈴村さんが「○○レジェンディア」と語尾に付ける流れを作り、それがファンの間にも広がりました。

オジサン
オジサン

SNSでみんなが語尾に「レジェンディア」を付けてるのも面白かったし、僕も付けて発信したらしたよ
あとは、「#レジェンディアまずは移植を」ってハッシュタグ…こういうのを見ると、20年経ってもファンがいるんだなって思う

今も待ち続ける「幻の大陸編」

レジェンディアには、発売から20年が経った今もファンが待ち続けているものがあります。

それが、いわゆる「大陸編」です。

本編で描かれた世界には、まだ語られていない部分があります。

だからこそ、いつかその先の物語を見てみたい。

20周年という節目を迎えても、そんな思いは消えていません。

まとめ

テイルズ オブ レジェンディアは、2005年にPS2で発売されたテイルズオブシリーズの作品です。

メインシナリオだけでなく、その後に続くキャラクタークエスト、個性豊かなキャラクター、印象に残る音楽、そしてセネルの拳と投げ技を中心とした戦闘など、シリーズの中でも独自の魅力を持っています。

漫画版も刊行され、ゲームとは違った形でレジェンディアの物語に触れることができます。

一方で、発売後はPS2版から他機種への移植やリマスターが行われていません。

経緯を振り返ると、レジェンディアが「不遇の名作」と語られる理由も見えてきます。

それでも、2025年には20周年イベントが開催され、20年経った今も作品を語り続けるファンがいます。

遊べる環境がPS2に限られているからこそ、もう一度遊びたいと思う人がいる。
移植やリマスターがないからこそ、それを待ち続けている人がいる。

そして、それだけの時間が経っても、キャラクターや物語、音楽について語りたくなる作品でもあります。

茉莉
茉莉

最初はレジェンディアって名前も知らなかったけど、20年経ってもこんなに話せるゲームなんだね

オジサン
オジサン

うん。だから僕にとっては今でも特別な作品なんだ

茉莉
茉莉

じゃあ、また遊べるようになったらいいね!

オジサン
オジサン

そうだね、それに僕はいつまでも幻の大陸編を待っています

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