
ねえ、叔父さん。『テイルズ オブ エターニア』って知ってる?

知ってるよ。26年前のゲームだけどどうかした?

リマスター版が出るって聞いたから、ちょっと気になって
『テイルズ オブ エターニア』は、2000年にPlayStation向けに発売されたRPGです。
『テイルズ オブ』シリーズの3作目にあたり、現在まで続くシリーズの中でも、2Dで展開される戦闘システムや個性的なキャラクター、物語の面白さなどから、長く支持されてきた作品です。
そして2026年10月15日には、『テイルズ オブ エターニア リマスター』が発売されます。
今回は、2000年のオリジナル版から遊んできた筆者の視点も交えながら『テイルズ オブ エターニア』がどんなゲームなのか、物語や戦闘の魅力、これまでの移植版、そしてリマスター版で何が変わるのかを紹介します。
- 『テイルズ オブ エターニア』がどんなゲームなのか
- 物語や世界観の特徴
- 『テイルズ オブ』シリーズらしい戦闘の魅力
- 『テイルズ オブ エターニア』で初登場した要素
- 2000年のPlayStation版から2026年のリマスター版までの流れ
- リマスター版で追加・改善される要素
- 今から遊ぶならどんな人におすすめなのか
『テイルズ オブ エターニア』ってどんなゲーム?
『テイルズ オブ エターニア』は、2000年11月30日にPlayStationで発売された作品です。
主人公は、インフェリアという世界で暮らす少年リッド・ハーシェル。
幼なじみのファラ・エルステッド、親友のキール・ツァイベルとともに、ある出来事をきっかけとして大きな事件に巻き込まれていきます。
物語の舞台となるのは、インフェリアだけではありません。
物語が進むにつれて、別の世界であるセレスティアへと舞台が広がり、2つの世界をめぐる物語へと発展していきます。
さらに、2つの世界に大きく関係する存在として描かれるのが「グランドフォール」。
単純に「世界を救う勇者の物語」というより、リッドたちが自分たちの暮らす世界や、大切な人たちのために行動していくところも、この作品の魅力です。
『テイルズ オブ エターニア』の戦闘が面白い理由
『テイルズ オブ エターニア』を語るなら、やはり外せないのが戦闘です。
本作では、「A-LMBS(アグレッシブ・リニアモーションバトルシステム)」を採用。
キャラクターをリアルタイムで動かしながら、通常攻撃や技、術を組み合わせて戦っていきます。
コマンドを選んで順番に攻撃する一般的なRPGとは違い、敵との距離を見ながら攻撃したり、相手の動きを読んだりする必要があります。
そのため、RPGでありながらアクションゲームに近い感覚で楽しめるのが特徴です。
2Dだからこその面白さ
現在の『テイルズ オブ』シリーズでは3D空間を自由に動き回る作品も多くなりました。
一方、『エターニア』の戦闘は横方向に展開する2Dタイプ。
キャラクターの位置関係がわかりやすく、敵との距離を詰める、離れる、技を出すといった判断がそのまま戦闘の面白さにつながります。
個人的には、『テイルズ オブ』シリーズの戦闘システムの基礎がかなり完成された作品だと感じています。
もちろん現在の作品と比べれば古さはあります。
それでも、実際に触ってみると「このシリーズの戦闘って、こういうところが面白かったんだよな」と感じられる部分が多い作品です。
「秘奥義」が初登場した作品
『テイルズ オブ』シリーズを知っている人なら、「秘奥義」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
強力な必殺技としてシリーズを象徴する要素のひとつですが、その秘奥義が初めて登場したのが『テイルズ オブ エターニア』です。
現在の作品と比べると、発動条件はかなり厳しめ。
それだけに、初めて発動できたときの達成感も大きなものでした。
シリーズの歴史を振り返るという意味でも、『エターニア』は重要な位置にある作品です。
物語の中でも印象に残る「エッグベア」
『テイルズ オブ エターニア』には、メインストーリーだけでなく、プレイヤーの記憶に残るイベントも数多くあります。
その中でも個人的に強く印象に残っているのが、セイファートの試練で登場するエッグベアのイベントです。
これは、単純に「面白かった」「感動した」というタイプのイベントではありません。
プレイヤーが置かれている立場によって、見え方が変わる出来事です。
子どもの頃に遊んだときにも重く感じましたが、大人になってから改めて見ると、また違った意味で考えさせられます。
26年前のゲームでありながら、こうした部分が今でも記憶に残っているのは、『エターニア』の物語が単純な勧善懲悪だけでは終わらないからなのかもしれません。
2000年のPlayStation版から2026年のリマスターまで
ここまで『テイルズ オブ エターニア』の物語や戦闘について紹介してきましたが、この作品にはもうひとつ面白いところがあります。
それが、2000年のPlayStation版から2026年のリマスター版まで、長く遊ばれてきた歴史です。
PlayStation版はCD-ROM3枚組

ゲームなのに、ディスク3枚も使うの!?

そうなんだよ。当時はそれくらいの大作だったんだ
2000年11月30日に発売されたPlayStation版は、なんとCD-ROM3枚組。
現在はゲーム1本をダウンロードして遊ぶことも珍しくありませんが、当時のPlayStationではCD-ROMがゲームの記録媒体として使われていました。
容量には限りがあるため、長編RPGでは複数枚のディスクを使う作品も存在しています。
『テイルズ オブ エターニア』は、ナムコ初のCD-ROM3枚組タイトルでもありました。
今の感覚からすると「ゲーム3枚?」となりますが、それだけ物語やゲームの内容が詰め込まれていたとも言えます。
当時のゲーム事情を知らない世代にとっては、こうした部分も『エターニア』を知るうえで面白いポイントではないでしょうか。
2005年にはPSP版も登場
2005年3月3日には、PlayStation Portable版が発売されました。
基本的な物語や戦闘システムはPlayStation版を受け継ぎながら、携帯機で遊べるようになった作品です。
PlayStationで遊んでいた人にとっては、今度は『エターニア』を持ち歩いて遊べる。
当時としては、それだけでもかなり嬉しい移植でした。
そして2026年。
今度は現行機で『エターニア』を遊べるようになります。
『テイルズ オブ エターニア リマスター』は何が変わる?
『テイルズ オブ エターニア リマスター』は、2005年のPSP版をベースにしたリマスターです。
2026年10月15日に、Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S向けに発売。
Steam版は10月16日に発売されます。
ここで押さえておきたいのが、リメイクではなくリマスターということです。
物語やゲームの基本部分を現代向けに作り直した作品ではなく、もともとの『エターニア』をベースに、現代の環境で遊びやすくした作品と考えると分かりやすいでしょう。
遊びやすくする機能を追加
リマスター版では、当時のゲーム性を残しながら、いくつかの便利な機能が追加されています。
代表的なのが、
- 目的地アイコン
- ブースト機能
- オート戦闘の高速モード
- バトルリトライ
- クイックリカバリー
など。
さらに、グラフィックやSEについても、リマスター版だけでなく、オリジナル版の雰囲気を楽しめる切り替え機能が用意されています。
難易度についても、最初から「Extreme」を選択でき、クリア後にはさらに高難度の「Unknown」が解放されます。
昔の作品をそのまま現行機に持ってくるだけではなく、今遊ぶための快適さを加えたリマスターになっています。
それでも「昔のテイルズ」であることは変わらない

じゃあ、今のゲームみたいに遊びやすくなってるの?

便利にはなってるよ。でも、リメイクじゃないからね。『エターニア』そのものはちゃんと残ってる
『テイルズ オブ エターニア リマスター』は、最新作のようなゲームに作り変えられたわけではありません。
2000年に生まれたゲームの魅力を残しながら、今のハードで遊びやすくした作品です。
そのため、現在のRPGと比べれば「昔のゲームらしい」と感じる部分もあるでしょう。
逆に言えば、当時の『テイルズ オブ』がどんなゲームだったのかを、そのままに近い形で知ることができる作品でもあります。
今から『テイルズ オブ エターニア』を遊ぶなら?
では、2026年になって『エターニア』を遊ぶ意味はあるのでしょうか。
個人的には、少しでも気になったなら遊んでみてほしい作品です。
もちろん、誰にでも無条件でおすすめできるわけではありません。
26年前のゲームがベースなので、現在のゲームと比べれば不便に感じるところもあります。
それでも、
- 昔ながらのRPGが好き
- 2Dの『テイルズ オブ』を遊んでみたい
- シリーズの歴史を知りたい
- キャラクターや物語を重視する
- 2000年代のRPGに興味がある
- 『テイルズ オブ』シリーズを遊んだことがない
という人なら、触ってみる価値は十分あります。
また、『テイルズ オブ』シリーズは作品ごとに物語が独立しているため、『エターニア』を遊ぶために過去のシリーズ作品をすべてプレイする必要もありません。
「テイルズって今の作品しか知らない」という人が、シリーズの過去を知る入口として遊ぶのも面白いと思います。
少しだけ、個人的な話
自分が『テイルズ オブ エターニア』を最初に遊んだのは、PlayStation版が発売された頃です。
当時は親友と一緒に遊んでいて、戦闘では2人でキャラクターを操作していました。気分によって操作するキャラクターを変えながら、一緒に戦えることが楽しかったんですよね。
その後、高校生の頃にPSP版もプレイ。今でもPSPのダウンロード版をVitaで遊んでいるので、自分にとって『エターニア』は「昔遊んだゲーム」というより、何度も遊び直してきた作品です。
特に好きなのはやっぱり戦闘。音楽も印象に残っていて、サウンドトラックも持っています。
キャラクターでは、今になって好きなのがフォッグ。あの豪快な感じがいいんですよね。
そして今回のリマスター版は、Switchの特装版をすでに予約済み。

PSP版が今でも遊べるので、便利機能以上に楽しみなのは、テレビ画面で『エターニア』を遊べること。そして、昔とは違う視点で物語をもう一度楽しめることです。

しかし、結婚前に妻に『テイルズオブシリーズとまどマギには散財するから』って言ってたけどまさか散財することになるなんて…

叔父さん、それ『まどマギ』のときにも言ってなかった?
『テイルズ オブ エターニア』を知る意味
『テイルズ オブ エターニア』は、最新のゲームではありません。
グラフィックも、ゲームシステムも、今の作品と比べれば古く感じるでしょう。
それでも、この作品を知っておく価値はあると思っています。
なぜなら、『テイルズ オブ』シリーズが長く愛されてきた理由のひとつがこの時代の作品に詰まっているからです。
キャラクター同士の掛け合い。
旅をする中で変化していく関係性。
2Dならではの戦闘。
そして、単純な「世界を救う物語」だけでは終わらないストーリー。
こうした部分は、今遊んでも十分に楽しめます。
「昔の名作だから、知っておいたほうがいい」ということではありません。
今遊んでも面白いから、一度触れてみてほしい。
それが『エターニア』を紹介したい一番の理由です。
まとめ
『テイルズ オブ エターニア』は、2000年にPlayStationで発売された『テイルズ オブ』シリーズの3作目です。
インフェリアとセレスティアという2つの世界を舞台にした物語と、A-LMBSによる2Dのリアルタイムバトルが大きな魅力。
シリーズ初の秘奥義が登場した作品でもあり、『テイルズ オブ』の歴史を語るうえでも重要なタイトルです。
PlayStation版はCD-ROM3枚組として発売され、その後2005年にはPSP版も登場。
そして2026年には、リマスター版が発売されます。
リメイクではなく、当時のゲームをベースにしながら、目的地アイコンやバトルリトライなど、現代の環境で遊びやすくする機能を加えた作品です。
昔プレイした人にとっては、思い出のゲームをもう一度楽しむ機会。
そして初めて遊ぶ人にとっては、今の『テイルズ オブ』とはまた違う、2000年代のRPGを知るきっかけになります。
正直、懐古になる部分はあります。
でも、面白いんですよね。
だから、
「『テイルズ オブ エターニア』、ちょっと気になる」
と思ったなら、2026年の今、一度遊んでみてはいかがでしょうか。
公式サイト
『テイルズ オブ エターニア リマスター』の発売日、対応機種、商品情報などは公式サイトで確認できます。

また、作品の雰囲気を知りたい場合は、公式YouTubeで公開されている映像を見るのもおすすめです。
『テイルズ オブ エターニア リマスター』を遊ぶなら
リマスター版はNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Steamに対応しています。
パッケージ版には通常版のほか、ピンバッジやアクリルジオラマ、イラストカードなどを収録した特装版も用意されています。
ダウンロード版には、デジタルアートブックやデジタルサウンドトラックなどを収録したデラックスエディションもあります。
自分のように昔から好きな人はもちろん、初めて『テイルズ オブ エターニア』を遊ぶ人にも、2026年のリマスターはちょうどいい機会です。
26年前のRPGが、今どんなふうに感じられるのか。
気になった方は、ぜひリッドたちの物語を遊んでみてください。

